【講師ブログ】元学校の先生が教える「学校の授業の受け方」
こんばんは!久喜本校講師の湯峯です!
4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、「緊急事態宣言」が発令されました。その後、星学院では、4月13日よりオンライン授業を開始することになりました。
新型コロナウイルスの影響はとても強いため、休校以降はどうすればいいのか不安の声を生徒や保護者の方々から聴くことが多くありました。
そこで今回は、「学校の授業の受け方」をテーマに、お話をしたいと思います。
皆さんは「授業」と聞くと、どんなイメージを抱きますか?実際の授業を受けた先生や科目を思い浮かべて、好きか嫌いか等を想像したかもしれません。または、いやいや受けていたというかもしれません。
今回、授業を受けるにあたって、2つのことを提案致します。
①「“知識の表現”を意識すること」
授業というと、教師の説明を生徒が聞くといった「知識の伝達」と「知識の定着」をイメージされる方もいらっしゃると思います。もちろんその通りでもありますが、そこに「知識の表現」が必要なのではないかと私は思います。
より具体的に表現すると、「学習内容を自分の言葉で相手に説明できる」を目標にすることです。
例えば、「話す」系統の意味をもつ動詞で、say, speak, talk, tellがあります。英語の授業でイメージによって使い分けをすると、習ったとします。「どんな違いがあるの?」と質問した際、質問された相手が説明できていなかったら、この人は理解しているといえるでしょうか?
ちなみに、イメージの違いでざっくりまとめると、以下の通りになります。
say: セリフを言う
speak: 外国語や演説を話す
talk: おしゃべりをする
tell: 相手に情報を伝える
したがって、授業を受ける際は、板書事項を書いて覚えるに留まらず、その内容を自分なりの言葉に言い換えたり、具体例を交えたりして、説明できることを目標にしてみましょう!
この目標を実現に近づけるために、2つ目の提案です。
②「ノートを見やすく書くこと」
ノートは黒板の板書を写すものであると同時に、自分が学んだことをまとめるものでもあります。人間は、覚えようと思っても、一度で覚えることは簡単にはできません。覚えるためには、何度も見返す必要があります。
どんなノートであれば何度も見返そうと、皆さんは思いますか?
学校で使っているノートがありましたら、一度開いてみてください。
・読みにくい字で書いていませんか?
・ページがもったいないからと言って、余白を空けずにびっしり書いていませんか?
・先生の話をメモせずに、黒板の板書事項しか書き写していませんか?
上記のことで一つでも思い当たることがありましたら、改善に向けて工夫してみてください。
最後に…
以前の勤務先で、この2つの提案を生徒に話したことがありました。提案を意識してからか定かではありませんが、普段のノートの書き方に加えて、授業態度もよくなった生徒が何人もいました。個人差もありますが、もともとの点数から20点~40点も上げた生徒がいました。
言うまでもありませんが、その生徒の努力の証です。
ぜひ、星学院の授業でも実践してみてください!