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【講師ブログ】宿題をする意味

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こんばんは! 久喜本校講師の湯峯です。
今回は「宿題をする意味」というテーマについて、お話していきたいと思います。

星学院では、毎回の授業後に次の通塾日までの宿題を1日1日分けて出しています。授業終了間際、「では、今日の宿題は‥」と言うと、少し表情が硬くなる生徒がいます。「宿題」はいつの時代でも嫌われ者ですね。ちなみに、私も嫌いでした笑

広辞苑によると、「宿題」は以下の3つに意味が分かれます。
①あらかじめ提出して考えさせる課題。
②学校で学習したことの復習または予習のために家庭でやらせる課題。
③後日に解決の残されている問題

学校や星学院での宿題で当てはまるのは、①や②ではないかと私は思います。特に②に関しては、授業が終わった後に、その日に生徒が受けた授業内容を理解しているか、また問題が解けているか等を確認するため、復習の課題として出されています。

ここまでで考えると、宿題は「学習内容の定着」や「学習内容の理解」を目標としたものと位置づけられます。

しかし、ここで注目したいのは、宿題の③の定義です。「解決の残されている」ということは、「未解決」と言い換えられます。問題が「未解決」ということは、その問題の答えや解決方法が「わからない」ということになります。 

宿題に取り組む際は、正しい答えを出すことはもちろん重要です。ですがそれと同様に、「自分の弱点を知ること」も重要だと私は思います。

例えば、数学で問題の計算ミスが多いことに気づいたとします。そこからさらにミスの原因をさらに掘り下げてみると、弱点になります。
・「どんな問題で計算ミスをしたのか?」
・「符号のつけ忘れをしていないか?」
・「分数の約分をし忘れていないか?」 等、

この弱点を克服するためには、理解するまで何度も繰り返し問題を解き直すことが必要だと私は思います。その際、「その問題の答えが“なぜ”そうなるのか」、「その答えを“どうやって”導き出すのか」を自分の言葉で説明できるようになると、より良くなります。
自己理解を深めるきっかけにしていただければ、幸いです。

【写真】
『高雅な折り紙』(2020)より「招き猫 (Lucky Cat)」
著者:山口 真
創作者:Oriol Esteve (オリオール・エステべ)

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