【塾長ブログ】テスト前だからこそ、「しないこと」を決めよう!
今日は、「テスト前だからこそ、何をしないか決めよう」というお話をしていきたいと思います。
多くの中学生の皆さんは、「学習をしないと」と思うきもちはありつつも、「何をしたら良いか分からない」という経験をしたことがあるのではないでしょうか。私も、例外ではなくその経験をもっています。
人によって、すべきことを見つけて学習に取り組む人もいれば、何をしたら良いか分からず「とりあえず」という気持ちで好きな教科の学習に取り組む人もいれば、何もしない人もいると思います。
先に結論から言うと、最も大切なことは、何をするか決めることではなく、「何をしないか決めること」なのです。何をしないか決められれば、自然と何をすべきかが見えてくるからです。
また、これは一人ひとりの学習状況によって対応を変える必要があります。
まずは、以下の5パターンの中から自分がどれにあてはまるか考えてみてください。
<学習状況チェック>
【レベル1】学校でどこの単元を学習しているか理解できていない。
→テストで30点以下の人
【レベル2】学習している単元は分かるが、内容は理解できていない。
→テストで30~40点くらいの人
【レベル3】先生の話は理解できるが、自力で問題を解くことができない。
→テストで40点~50点くらいの人
【レベル4】基本問題なら、自立して解くことができるが、応用問題はできない。
→テストで50点~80点くらいの人
【レベル5】応用問題や発展問題を含め自立した学習ができる。
→テストで80点以上の人
つぎに、各レベルことに何をしないか考えてみましょう。具体的にイメージができたほうが良いと思うので、ここではあえて数学について書かせていただきたいと思います。
【レベル1】と【レベル2】の人は、1人で学習することを一旦やめてみましょう。また友達と学習をするというのも避けたほうが良いかもしれません。
では、具体的にどうするか?ということですが、学校の先生にお願いして放課後教えてもらったり、塾の先生に相談して授業をしてもらったり自習でサポートをしてもらったりするのがおすすめです。
ここで、まず何をどう学習したら良いのか教えてもらい、レベル3以上にしていくことが必要です。
【レベル3】の人は、ワークの応用問題(B問題)や発展問題(C問題)、更に難易度の高い問題(「入試にトライ」「考えてみよう」など)といったところの学習を一旦やめてみることをおすすめします。
つまり、基礎問題(A問題)に限定して、そこをノートに解くなど繰り返し学習し、完璧にしていくことがポイントです。
また、このレベルにある場合は、あまり色々な教材に手を広げすぎず、学校のワークだけに限定してトレーニングをしていくこも大切です。
【レベル4】の人は、ワークの発展問題(C問題の一部)と、更に難易度の高い問題(「入試にトライ」「考えてみよう」など)の学習を一旦やめてみることをおすすめします。
また、基礎問題(A問題)に関しては、理解しているかどうかの確認程度にとどめ、基礎が理解できているようであれば応用問題(B問題)をノートに解くなどくり返していくことがポイントです。
【レベル5】の人は、ワークの基礎問題(A問題)と応用問題(B問題)のうち1回目で楽々解けてしまう問題の学習をやめることをおすすめします。
つまり、ワークの発展問題(C問題)と更に難易度の高い問題(「入試にトライ」「考えてみよう」など)に取り組んでみることがポイントです。
加えて、これらの問題も十分理解できているようであれば、難易度が高めの問題を扱う教材を購入して、それで思考力を鍛えてみるのも良いかもしれません。
学習は、単に時間をかけたり、色々な問題を解いたりすれば良いというものではありません。また、時間は無限にある訳でもありません。だからこそ、効率よく自分を鍛える方法を知っておく必要があるのです。
久喜中をはじめ、久喜市内の中学校では来週・再来週と学年末テストが行われます。ぜひ、残り少ない時間を有効に活用してみてくださいね!
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