【講師ブログ】なんで勉強しなければいけないの?
いよいよ今週末には、埼玉県公立高校入試が行われます。
受験生の皆さんの緊張や不安もピークに達していることでしょう。
そんな今だからこそ「なんで勉強しなければいけないの?」という疑問への答えと絡めて、
受験への緊張や不安に対する私の考えを書きたいと思います。
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まだ見ぬ「夢」と出会うかもしれないから
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なぜ、学習しなければいけないか。
理由の1つ目は、学習した知識そのものを将来に渡って使う「可能性」があるからです。
生活に直結する数学や国語などの科目はもちろん、
生活に直結しない科目でも、選ぶ進路によっては将来、中学校の学習範囲を基礎とした深い知識が必要になる可能性があります。
それから
中学生の時に想像出来る「将来」が、実際に歩むあなたの「将来」と重なるとは限りません。
まだ知らないたくさんの人と出会って、まだ見ぬ素敵な景色を見て、今は思いもしない「夢」をもった時、
様々な選択肢を取り得るように、幅広い知識を得ておくことが重要です。
「英語なんて一生使わない!」「歴史なんて知っていても意味がない!」
「サイコロ2個同時になんて投げない!」
と思うのは「今のあなた」。
「将来のあなた」が同じことを思うとは限りません。
(でもサイコロを複数同時に投げることは一生無いと思います)
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夢への「走り方」を知ってほしいから
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学習をしなければいけない2つ目の理由。
学習は「目標を決めて走りきることの練習」だからです。
例えば、
「自分の成績を見つめる」
↓
「志望校を決める」
↓
「志望校に合格するために必要な努力を考えて実行する」
↓
「上手くいった努力、上手くいかなった努力を冷静に分析して改善を繰り返す」
という受験勉強の流れは、あらゆる「挑戦」に共通するアプローチです。
芸術であれ、スポーツであれ、学問であれ、仕事であれ「目標を決めて、工夫しながら走り切ること」が大切なのは同じ。
学習や受験勉強を通じて、体得した「走り方」が、一生の財産になるのです。
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緊張や不安は「力の証」
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受験直前に不安になるのは、高く高く「努力」を積み重ねてきたから。
緊張するのは、成功のイメージが出来ているから。
積み重ねてきたものが無く、成功が全く見えない挑戦には、不安も緊張もありません。
例えば、私が明日オリンピックの100メートル走に出場するとして、不安も緊張もないでしょう。
(世界中に素人の走りをさらすことが、恥ずかしいとは思いますが・・・・)
私は100メートルを走るための努力を重ねていないし、圧倒的なビリになることは火を見るよりも明らかだからです。
不安を感じるほどの努力を重ねてきて、
緊張するほど、成功がイメージ出来ている、
あなたなら、大丈夫。
不安や緊張は、あなたの力の証。試験が始まれば、きっと背中を押してくれます。
「ゴールは受験のその先へ」
ここまでの受験勉強、本当にお疲れさまでした(^^)
受験勉強を通じて
「夢への走り方」を知った、あなたの将来が楽しみで仕方ありません(^^)