【講師ブログ】折り紙の技術が宇宙にも使われている!?
私は「折り紙」が好きで、今でも本を見ながら作品を折ります。
作品ができると嬉しいのですが、途中から折り方が分からなくなり、「う~ん…」と頭を悩ませてしまった思い出がある方も多いのではないでしょうか。
今回は、私の好きな折り紙で面白いと思うことを簡単に紹介させていただければと思います。
①「子供の遊び」の枠を越えて…
教育の場や社会福祉施設などのリハビリテーションで、指先の運動に役立つものとして注目されています。また国内を越えて、“Origami”として世界の人々をも魅了しています。特にびっくりするのが、折り紙愛好家によって結成された折り紙団体が世界に複数存在します。
1枚の紙さえあれば、いつでも、どこでも、だれでも楽しめることができるのが折り紙の強みです。
②折り紙の起源は、分かっていない!?
今や日本文化として定着している折り紙ですが、その起源ははっきりしていません。それどころか、実はヨーロッパから伝わったものではないかという説もあります。
③宇宙分野に貢献した折り紙の技術
燃料を使わずに、太陽の力を利用して進める宇宙ヨットであるIKAROSが、2010年に打ち上げられました。しかしこのIKAROSをロケットで打ち上げる際、折りたたんでコンパクトにしなければならないという課題がありました。
折りたたんでコンパクトに…もう言わなくても平気ですね(^^)
折り紙の良さが、宇宙分野の技術開発にも影響を与えたのでした。
今年は桜の開花も例年より早いそうです。
最後に「桜」を紹介して、終わりにします。
<出典>
『たのしいおりがみ事典』(2001)
山口真著
<折り紙から宇宙ヨット開発について>
https://www.athome-academy.jp/archive/space_earth/0000001060_all.html