【講師ブログ】9月20日(水) 諸行無常の響きあり
祇園精舎の鐘の声
諸行無常の響きあり
で始まる、平家物語。
国語の教科書にも載ってますね。
先日、琵琶を弾きながら語る、この平家物語を生で聴いてきました。
琵琶には、薩摩琵琶や筑前琵琶など様々な種類があり、また複数の流派に分かれているそうです。
今回は鶴田流の薩摩琵琶奏者。
平家物語の中でも、冒頭部分ではなく、壇ノ浦一節でした。
栄華を極めた平氏が源氏によって倒され、およそ6年続いた、源平の合戦に終止符が打たれます。
安徳天皇の入水までを語りを終わった後の会場は、
何ともいえない無常観が漂っており、しーんと静まり返るような空気で満たされていました。
平家物語は合戦で亡くなった方々の鎮魂をする意味も込められているようです。
この歓喜でもなく、悲しみでもないような感じは初めての体験でした。
このような物語が琵琶と語りのみで脈々と受け継がれてきたのが日本の文化なのだとしみじみと昔に思いを馳せた一日。
とても貴重な経験をしました。
学習塾でも新しい技術は積極的に受け入れ、改善を繰り返していきますが、
良い文化はしっかりと受け継いでいきたいと思った次第です。
さて、テストが近い。
今日も張り切って勉強して参りましょう!