【講師ブログ】6月26日(水)途中式の大切さ
私は、小、中学生時代、算数、数学については、筆算をできるだけせず、
途中式もなるべく省いて、最短で答えを出すことが良いと考えていました。
ですが、塾の講師という仕事に就いてからは、
生徒へ指導しながら、筆算や途中式の大切さが自分の身にも沁みてきました。
数学の途中式には、ミスをしない工夫があります。
縦に式をそろえることによって、一行ずつ、計算結果を下におろしていく。
すぐ上にあるから、見間違えを防ぐことができます。
筆算も繰り上がり、繰り下がりなど、すべて書くことによって、
見たままに計算することができます。
このように、脳のメモリーを最小限に抑えて、
一番、頭を使わなければいけないところの、残りのリソースを全部投下できるようにする仕組み、そして、その考え方は、私にとって今も役に立っております。
仕事をするうえでも、仕組み化できるところは、仕組み化し、労力を減らし、大切な部分へ全力投球をする。
工夫次第で生産性は高まります。
皆さんには、ぜひ、算数や数学を通してこの感覚を身に付けてほしいと思っています。
工夫し、思考しながら、授業を実りのあるものにしてまいりましょう。