【塾長ブログ】言葉の裏側にあること
こんばんは! 塾長の新井です。
今日は「言葉の裏側にあること」というお話をしていきたいと思います。
当たり前のことですが、私たちは、言語を「話す・聞く・読む・書く」という4つの手段を用いてコミュニケーションをとっています。話す・聞くということについては、日常生活の中で養われるので、特段の練習をしなくてもある程度は運用することが可能です。しかし、読む・書くということについては、必ずしもそうはいきません。特に、文章の背景を読み取るという作業は、ある程度トレーニングをしないとできるようにはならないのです。
そこでホシガクでは、小学生国語の一部の授業で、言葉の背景を読み取り紙芝居を作るということを行っています。
「なんだ... 紙芝居か...」と思うかもしれませんが、これが意外と大変な作業なのです。
写真は、小学4年生の『ごんぎつね』ですが、教科書に書いてある情報だけだと、絵にすることができません。どの部分を抜粋する(絵にする)のか、誰の目線で描かれているのか、登場人物はどんな表情・行動をしているのか、どんな情景なのかなど、情報を読み取り、考え、処理する力が求められます。
そこで授業では、文章を断片化し、一緒に上記の情報を確認しながら、読み進めていきます。そして、その集大成がこの紙芝居という訳です。
こういった言葉の背景の読み取りができるようになると、読書が好きになったり、心情理解の問題がすらすら解けるようになったりします。
面白いもので、読書が嫌いでも絵を描くことであれば、一生懸命取り組んでくれることが多くあります。ですので、紙芝居に関わらず、子どもの特性に合わせて、絵本やマンガを作成してみるというのも良いかもしれません。
ぜひ、ホシガクの一風変わった授業、受けにきてみてください^^