【塾長ブログ】不思議に挑戦!
こんばんは!塾長の新井です。
今日は「不思議に挑戦!」というお話をしていきたいと思います。
星学院では、今日で夏期講習のプログラムが全て終了となりました! 夏期講習と言えば、教室で国語・数学・理科・社会・英語の受験対策や1学期のフォローアップを行うというのが主流ですが、ホシガク流夏期講習は少し違います。
もちろん、受験生も多くいますから、受験対策の授業もしっかり行いますが、リクエストに応じて学習の面白さを伝えるプログラムも行っています。
一例を紹介しましょう! ある生徒と話していて電気のつくり方について話題になり、身の回りにあるもので電気を作れないか実験してみることにしました。身体から電気を起こす方法やら、普段の持ち物から電気を起こす方法やら、色々考えてみたのですが、中学校の理科でイオンについて学ぶ機会があるので、あえて種類の違う金属板と冷蔵庫に入っている食べ物で実験を行ってみることにしたのです。(いわゆる果物電池の実験です!)
ちなみに、用意したのは、銅板や亜鉛板などを含む様々な金属板と、レモン・バナナ・リンゴなどの果物、そして豆腐、コーヒー、スナック菓子でした。
結果として、果物と豆腐・コーヒーは電気を生み、スナック菓子は電気を生まないということが分かりました。そこで、なぜ電気が生まれるのかを解説していった次第です。
そして最後に、レポートのまとめ方を指導して夏期講習は終了となりました。(※自由研究とは別に行ったものです)
理科の授業として、電解質と非電解質の説明から電離のお話をしていっても良かったのですが、これだとつまらないですよね。イオンは目に見えるものではありません。だからこそ、本質を教えるために体験をしていただこうと考えた次第です。
このような指導法は、1単元を修了させるのに時間がかかりますが、それ以上の成果があるのは言うまでもありません。
この講習を受講した生徒からは、「電気のつくり方をもっと知りたい!他のモノでも実験してみたい」といったコメントがありました。化学の面白さを知ってもらえたらなら時間をかけた価値があったのではないかと思います。
今回の果物電池の実験に限らず、今後も生徒の好奇心に火を付けられるよう、本質をついた指導をしていきたいと感じました。
そのためにまずは... 指導者も研鑽を重ねていかなければ… ですね(笑)
私達も頑張ります!