大気の状態が不安定ってどういうこと?
塾長の新井です。今日は「大気の状態が不安定ってどういうこと?」というお話をしていきたいと思います。
今日、星学院のある久喜市では、時間あたり25mm以上という局地的な大雨が降りました。写真は、雨が降り始めたころの空の写真ですが、物凄く雲行きが怪しい感じがしますよね…
さてさて、このような天気になる日だと、天気予報で「大気の状態が不安定」というワードを耳にすることがあると思います。加えて「ご注意ください」などと付け加える場合もありますが「大気の状態が不安定」ということがどのようなことか分からないと、なかなか注意のしようがありませんよね。
この「大気の状態が不安定」とは、上空に冷たい空気が、地上付近に温かい空気がある状態のことを言う言葉です。「だから?」と突っ込みたくなることでしょう。
このような状態になると、1階よりも2階のほうに温かい空気がこもるのと同じで、温かい空気は上空へ昇っていき、逆に冷たい空気は地上へ下ろうとする動きがおこります。
すると、境界面あたりで積乱雲(いわゆる入道雲)が発生・発達しやすくなってしまうのです。この入道雲は、水平方向に発達するものではなく、垂直方向に発達するものですので、成長することで局所的な雨が降ることになります。
ですので「大気の状態が不安定」という言葉を聞いたときは、その時点で晴れていても、急激かつ局地的な気象変化がおこる可能性があるので、傘を持ってお出かけされることをオススメします。
以上、お天気コーナー…いや、ホシガク塾長ブログでした。