【代表ブログ】学ぶ価値(中学生版)
こんばんは!
代表の新井です。今日は「学ぶ価値(中学生版)」についてお話をしていきたいと思います。
経営学の領域の一つであるマーケティングを学ぶと、最初に「ドリルを買う人がほしいのは「穴」である」といった格言に触れることになります。この言葉は、 ハーバード・ビジネススクールの教授をされていたセオドア・レビット博士(Dr.Theodore Levitt)が1968年に出版した『マーケティング発想法』において紹介されているものです。
さてさて、これと学習とが、どうリンクするのかというお話になりますが、言いたいことは「作業とベネフィット(価値)を結びつけることが重要」なのだということです。
面白いもので、人は面倒なことを極力避ける習性があります。それをすることによって、どのような価値が生まれるのか分からないことなら尚一層です。
一方、しっかりと価値が示されると、この状況が変わるのです。当たり前と言えば当たり前ですよね。あることをすることによって自分に価値がかえってくるのですから。
これは、学習に関しても同じです。正直なところ、価値の示されない学習というのは面白くありません。しかし、明確な価値が示されることで、学ぶことが面白くなり、自立学習に繋げることができるのです。
例えば、国語で物語文を学ぶとき「感情理解」という問題があります。中学生が苦手とする問題の一つです。しかし、文章から感情を理解することで「友達とのコミュニケーションが円滑になる」という効果が示されればどうでしょうか。
「LINEなどで空気読める」などということは、誰しもが身につけたい技能ですよね。このように価値を示すことでの動機付けも重要なモチベーションアップ材料となるのです。
星学院はドリルではなく、穴を売ります。といったら語弊がありますが(笑) 子ども達には、しっかりと学習することの価値(ベネフィット)を伝えていきたいと思います。