【講師ブログ】9月8日(火)忘れる前に、思い出す。
こんにちは、講師の松木です!
2学期が始まって、約1週間がたちまたちました。
……さて。
先週、何を勉強したか覚えていますか?
「え?」
「ちょっと待ってください……」
という人もいるかもしれません(笑)。
でも、安心してください。
当たり前ですが、忘れます。人間ですから。
むしろ、一生懸命勉強したのに忘れてしまうことだって、普通にあります。
「昨日あんなに頑張ったのに!」
「ちゃんと覚えたはずなのに!」
「自分、記憶力なさすぎじゃない?」
……いやいや。
そこで自分を責めなくても大丈夫です。
人間の脳は、そもそも忘れるようにできています。
ドイツの心理学者エビングハウスの研究でも、人は覚えたことを時間の経過とともに忘れていくことが知られています。
つまり、
忘れることは失敗ではありません。
ここ、大事です。
勉強ができる人は、忘れない人。
……ではありません。
本当に強いのは、
「あれ? 何だっけ?」となったときに、もう一度思い出しにいける人です。
ここで、ちょっと考えてみてください。
授業中。
先生の話を聞いて、「なるほど!」と思う。
問題も解ける。「よし、分かった!」
そして、その日の夜、もう一度やってみる。 「あれ?」
2日後。 「……あれ?」
1週間後。 「これ、やったっけ?」
ありますよね(笑)。
でも。
実は、その「あれ?」が大事なんです。
忘れかけている。
思い出せそうで、思い出せない。
そこで、
「まあ、いいか」と終わらせるのか。
それとも、「いや、ちょっと待てよ」
と、もう一度ノートを開くのか。
この差が、後からものすごく大きくなります。
勉強というのは、一度覚えたら終わりではありません。
忘れる。→思い出す。→また忘れる。→また思い出す。
これです。
地味です(笑)。
でも、こういう地味な作業を繰り返した人が、最後にはちゃんと自分の力になります。
ポイントは、
「もう一回見る」ではなく、「一回、自分で思い出そうとする」こと。
ノートを見れば、「あー、これね」となります。
でも、テストではノートを見せてもらえません(笑)。
だからこそ、
「何だっけ?」「えーっと……」「たしか、こうだったような……」
と、自分の頭を使って引っ張り出す。
そして、問題演習をする。この作業が大切です!
私は、「覚えられないこと」よりも、「一度やったから、もう終わり」と思ってしまうことの方が、ずっともったいないと感じます。
一度で覚えられなくていいんです。むしろ、一度で覚えられると思わない方がいい。忘れることを前提にする。
そして、
忘れたら、また拾いにいく。
勉強は、「できないところをなくす作業」でもありますが、
私は、「できなくなりかけたことを、何度も自分のところに連れ戻す作業」
でもあると思っています。
忘れる。思い出す。また忘れる。
そして、また思い出す。
そうやって何度も連れ戻しているうちに、いつの間にか、その知識は
「覚えたこと」から「自分の力」に変わっていきます。
さて。
先週の授業、覚えていますか?
もし、「うわ、全然思い出せない……」と思った人がいたら。
もう一度、思い出しにいきましょう。
今日も、一緒に!