【講師ブログ】10月6日(火)緊張したままで、いこう。
こんにちは、講師の松木です!
10月に入り、中間テストがいよいよ本格化してきましたね。
すでにテストが始まっている人も、これからという人もいると思います。
さて、今日はテスト前の「緊張」の話をしたいと思います。
オリンピックなどの大きな試合の前、選手へのインタビューで、
「緊張しています」と答える選手をよく見かけます。
世界のトップ選手でも、本番前は緊張する。そう考えると、少し不思議ですよね。
「そんなに強い人でも緊張するんだ」と。
でも、よく考えてみると、当たり前なのかもしれません。
緊張するということは、それだけその場面を大切にしているということだからです。
「できるかな」
「失敗したらどうしよう」
「今までやってきたことを出したい」
そう思っているから、心臓がドキドキする。もし、本当にどうでもよかったら、そんなに緊張はしません。
だから、
「緊張している自分はダメだ」と思わなくていいです。
むしろ、
「それだけ、このテストを大切にしているんだな」
と考えてみてください。
とはいえ、
「緊張しちゃダメだ」
「落ち着け、落ち着け」
と思えば思うほど、余計にドキドキが気になってしまった経験はありませんか?
実は、「緊張をどう捉えるか」について、興味深い研究があります。
緊張する場面の前に、
「落ち着け」と思うよりも、
「ワクワクしてきた」と考えることで、パフォーマンスが良くなることを示したという研究です。
なぜでしょうか。
実は、「不安」と「ワクワク」は、体の反応だけを見ると、かなり似ています。
心臓がドキドキする。
呼吸が速くなる。
体に力が入る。
同じような反応が起きている。
つまり、
「ドキドキしている=失敗する」
とは限らないんです。
そのドキドキを、
「やばい。失敗するかも」
と受け取るのか、
「よし。いよいよ始まるぞ」
と受け取るのか。
同じ体の反応でも、意味付けは変えられる。
ここが、今日一番伝えたいところです。
ただし、ここで一つ大事なことがあります。
「ワクワクしなきゃ!」と無理に思う必要もありません。
テスト当日に、
「全然ワクワクなんてしない……」ということだってあります。
手が冷たくなる。
心臓がバクバクする。
「全然できなかったらどうしよう」と思う。
それでも大丈夫です。
緊張したままで、やればいい。
緊張がなくなってから、テストを始める必要なんてありません。
ドキドキしたまま、最初の一問を解けばいい。
そこで一問解けたら、
「あ、いけるかも」となる。
そしてまた、次の問題が解けたら、
「よし、いつも通りだ」となる。
そうやって少しずつ、自分のペースを取り戻していけばいいのです。
だから、テスト当日はこんなことを試してみてください。
・開始前に、「やばい、緊張してきた」ではなく、「よし、いよいよ始まるぞ」と考えてみる
・問題が配られたら、まず名前を書く。そして、解けそうな問題から手をつける
・手が止まったら、深呼吸を一回して、次の問題へ進む
・難しい問題があっても、「全部できなきゃ」と考えず、「今できる一問」に集中する
緊張は、消すものではなく、使うものです。
そして、もう1つ。
緊張しないことが強さなのではありません。
緊張している。
不安もある。
ちょっと怖い。
それでも、
「じゃあ、やってみよう」と思えること。
それが、本当の意味での強さなんじゃないかなと思います。
テストは、自分の力を試す場所です。
だから、ドキドキして当然。
不安になって当然。
まずは一問。
そこから始めればいい。
ここまでやってきた自分を信じて。