こんばんは! 塾長の新井です。
今日は
「文系はオワコン!?そんなことはない!」というお話をしていきたいと思います。
先日、あるファストフードチェーンに立ち寄った際、高校生のグループが進路に関してお話をしていました。(結構大きな声だったので、聴き耳を立てていなくても聞こえてきた次第です。)その会話はこんな感じでした。
Aさん:「進路どうする?」
Bさん:「医療系かな」
Aさん:「医療とか興味あったっけ?」
Bさん:「別に興味がある訳じゃないけど、資格もってれば一生食いっぱぐれないでしょ」
Aさん:「確かに、文系の大学進学とかオワコンだよね」
表現は若干違うかもしれませんが、そんな感じの会話だったことは間違いありません。
ちなみに、オワコンとは、「終わったコンテンツ」の略で、「ブームが去り、時代に合わなくなってしまったこと」を指す若者言葉です。
ここで疑問です。
本当に「文系はオワコン」なのでしょうか…?
確かに医療系の資格を取得すれば、就職に関して大きなアドバンテージを得ることができます。また、理系で技術を身に付けても同様です。
しかし、私は、
必ずしも文系がダメだとは思いません。
私のことを知っている皆さんはご存知のように、私は大学も大学院も文系の分野を専攻していました。
大学生の頃は、確かに理系の同級生が実験やレポートで多忙を極める中、
比較的自由にできる時間が沢山あったように思います。
その時間を使って、私は、周りの人よりも多く旅行に出かけました。国内は47都道府県を全て制覇しましたし、海外を放浪したこともありました。
そこで、多くの人と出会い、多様な考え方の人がいることを知り、その人たちが持つ文化に興味を持ち...といったように
人について多面的に学びました。
そして、生き方に関しても、出会った人たちから多くのことを教えてもらいました。
生き方は一様ではないと知ったのも大学生の頃のことです。
その後、私は航空会社に就職をし、法人営業の仕事に従事することになりました。しかし、仕事は、楽しかったものの、その仕事を一生続けていきたいとは思うことができませんでした。
そこから、転職をして、コンサルタントとして働いていたこともあります。
そして、紆余曲折を経て、今の「人を育てる仕事」に出会ったという訳です。
その後、起業をして数年経ったころに、大学院時代の恩師であるスターバックスジャパン元CEOの岩田松雄先生とお会いしました。その際「楽しそうに仕事してるな...」と言われ、これが天職なのだと気づきました。
話が長くなりましたが、私が思う
文系に進む強みは、ラフティング(川下り)のように、色々な経験をしながら自分らしい生き方を見つけられることにあると思います。
もちろん、
夢があり、それに向かって山を登るようなキャリア形成(クライミング型キャリア形成)をするのも1つの正解です。
しかし、
色々な経験を積みながら自分らしい生き方を手に入れるラフティング型のキャリア形成も、正解の1つでしょう。
だからこそ、文系=オワコンではないと思うのです。
進路もキャリアも十人十色。中学生や高校生の頃から、
職業だけではなく、どんな生き方をしたいのかという点にも焦点を当てて、未来を描いていただけたらと思います。
星学院では、そんな十人十色の夢を描くお手伝いを今後も続けていきます。