こんにちは、講師の松木です!
先日、少し変わった落語会へ行ってきました。
その落語会は声優さん等が落語をお披露目し、
さらにお客さんの前で反省会もするという特異な会です。
立川志ら乃さんという方が師匠でして、
稽古をつけ、そして反省会で批評もします。
さて、そんな特異な会で1つハプニングが起きます。
一番手に高座に上がった方、緊張のあまり、セリフが飛んでしまいました。
さあ、これからどうするのか、固唾をのんで見ていると
「師匠ーーー!!」
と大きく助けを呼びます。
すると、立川志ら乃さん、登場。
笑いを取りつつ場を治めます。
「立川談志の独演会では、お客さんが談志だけを聞きにくるようになってしまって
前座の噺なんて、聞いてないことが多い。
それを談志は嫌っていて前座の噺を聞かせるようにわざと間違えさせてたんだよね。
今日は、それを習って、間違える練習をしてきたんでしょ!?」
会場は笑いが起こり、場が和みました。
このように機転が利くのは、きっと、場を大切にしていらっしゃるからだと思うのですが、それがもう当たり前のレベルになっていることに、とても感銘を受けました。
このように、信念を当たり前に出来るレベルまでもっていきたいものですね!
日々、是学習です。
その後、師匠が少し隣にいながら、落語が進みます。
正確にセリフが出たところで師匠はすっと下がり、
落語は無事に終わりを迎えることができました。
やり切った一番手の方も、素晴らしかったです!