【塾長ブログ】反抗期にどう向かい合うか?(Ver.2)
こんばんは!
塾長の新井です。今日は「反抗期にどう向かい合うか?(Ver.2)」をテーマにお話をしていきたいと思います。
さて、まず簡単に前回の振り返りをしてみましょう。中学生に現れる反抗期の特徴について「自分と異なる見解を持つ人に反抗をする」とご紹介しました。
では、この反抗期に、どのように向き合っていけば良いのでしょうか?
まず、簡単にできるGood対応をご紹介しましょう。それは、すぐに答えを出さず、一拍置いてみるということです。
最もオーソドックスな例ですが…テスト前に学習をしないで、テレビばかり見ている(子どもの)場合を考えてみてください。どうしても、「勉強しなさい!やるやるって言っていつもテレビ見てばっかじゃない!」なんて言いたくなるものです。
しかし、これはガソリンにマッチを投げ込むようなもので、言ってしまうと子どもは自分の行動を制約・否定されたと捉え、全力で反抗してきます。
そんな時に、前向きな結果(答え)を得ることができるでしょうか??
親子間に限ったことではありませんが、誰でもイラっとしている時に最善の答えを出すのは難しいでしょう。また、イラっとしている時に言ったことは、信頼関係を傷つけたり、後々後悔に繋がったりプラスの効果を生まないことが多いような気がします。
そこで、考える時間を設けるという意味で一拍置いてみるのです。具体的には1日(一晩)程度考えてみるのが良いのではないでしょうか。
冷静になった上で、それでもなお、伝えなくてはならないのであれば話し、伝えなくても良いのであれば、無理に話さなければよいのです。
また、上記のステップで、どうしても伝えなくてはならないことがあるのならば、否定しすぎない伝え方をしてみるというのも良いかもしれません。
第二次反抗期を向かえた子ども達は「自分を制約・否定してくること」に反抗してくる訳ですから、否定しないで言いたいことを伝えられればベストな訳です。
どうやって?と思うかもしれませんが、さほど難しいことではありません。例えば、宿題をやらないでテレビばかり見ている子の場合、「何の番組見てるの?面白そうだね」といた関心を示す会話からスタートしてみたらどうでしょうか??
その上で「録画しておかない?」とか、「○○の後で見よう!」と提案をしてみるのです。提案であれば、否定ではありませんから、意外と素直に受け入れられたりしますよ!
お子さんが反抗期を迎えると、「適切な発達段階にある」と頭で分かっていても、イラっとしてしまいますよね。だからこそ、あえて一拍置くのです。
互いに冷静になって話すことで、より前向きな答えが導き出せると思いますよ!!
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